もろもろ (2018/1/30マシュマロ開設)
蝶番と鍵、レースで編んだ優しさの庭 ミュージカル「シークレットガーデン」 感想
ミュージカル「シークレット・ガーデン」@シアタークリエ
- 7/4 13:00
- メアリー:上垣 コリン:大東
初クリエ、というか初日比谷の劇場。国際フォーラムは大手町?と分類していいのでしょうか。地理がつかめない。
舞台にハマってから、こう、華やかな場所へどんどん足を運ぶことが多くなった。わたし自身、田んぼの中を自転車で通学するような田舎出身だったので舞台もミュージカルも、授業の一環で公民館まで自転車で走って観に行くようなものでしたから、いかにもビルもオフィスもバコバコ建っている土地に何個も劇場が置かれている光景は(はぁ~~~TOKYOはすげぇなぁ~~)と思う。田舎者故。
感想
1900年代初頭。イギリス領インドで育った10歳の少女メアリーは、両親を流行病で亡くし、イギリス・ノースヨークシャーに住む伯父・アーチボルドに引き取られる。しかしアーチボルドは、最愛の妻・リリーを亡くして以来すっかり気難しくなってしまっていた。彼はリリーの面影を留めた息子とも距離を置き、屋敷にはすっかり沈んだ空気が漂っていた。
庭を散策していたメアリーはある日、「秘密の花園」の存在を知る。リリーが大切にしていた庭園で、彼女の死後にアーチボルドが鍵を掛けて閉ざしてしまったという。ふとした事からその鍵を見つけるが、肝心の扉が見つけられない―。
日々の暮らしの中でメイドのマーサやその弟ディコンをはじめとした使用人達と徐々に打ち解けていくメアリー。しかしその一方でアーチボルドは、どこかリリーに似ているメアリーを気に掛けながらも自身の殻から抜け出せずにいた。
アーチボルドの息子コリンは、叔父で医師のネヴィルの言いつけにより屋敷の部屋から出ずに暮らしており、足が不自由なひねくれた少年に育っていた。突然現れたメアリーにも始めは猛反発していたが、遠慮なくぶつかってくる彼女に次第に心を開いていく。
ある日、リリーの不思議な導きにより「秘密の花園」の扉を発見したメアリー。枯れてしまった庭を蘇らせようと、ディコン・庭師ベンと共に、アーチボルドには秘密で手入れを始め――。
これは妻との思い出にとらわれた旦那さんが少女と過ごすうちに心を溶かす物語だ!!と勝手に思っていたのでポスター詐欺では?とは思うものの、ファミリー層へ向けたものじゃなければ固定ファンの多い俳優を看板に乗せるよな~と思うしかない。
ストーリーはメアリーがほぼ全編出ずっぱり。でもずっと声がぶれない、すごい、中学生…?わがまま坊ちゃんコリンとメアリーの会話はかわいいし、全力でぶつかるメアリーに対して、今まで病弱だからこそ優しさで守られ、それに気づくことのできず孤独にいたコリンが心を開くことがいい。
これを観ようと思ったきっかけがスカピンで石丸乾二さん、石井一考さんの歌声に圧倒されてしまったから、そのふたりが共演、そしてまたもや石井さんの役柄が石丸さんの奥さんに横恋慕というだけで(えっ観よ)となったからです。今回のお二人は火花を散らすような恋のライバルではなく、ネルヴァはひそかにリリーも愛していたけれども、兄としてアーチボルトも愛していた。彼らが築いた屋敷を、家庭を一員として守りたかった。それゆえに暗くよどんでしまった屋敷に、メアリーがきてさらに崩れてしまうことを恐れていたのでは。
若手俳優関係でいうとディコン役松田凌さん。
グルステでしか観たことないもののわたしのなかで彼はお芝居の人というイメージが強かったので歌は未知数でしたが、伸びやかで清涼感のある歌声。あと芝居→歌の切り替えがほとんどなくて自然と歌唱にはいっていてとても好きです。ディコンの屈託のない満点笑顔もとてもかわいかった。
セット、衣装について
板の上に常に蝶番で止められた大きな壁。つたが絡まる秘密の花園は、時折屋敷の窓をふさぎ込んだ主人の心を覆うようなレースのカーテンを思わせた。全体的に白とアンティーク調の美術は甘やかでときめきがとまらない。後半の花園にたどり着いたシーン、ラストの春が訪れるシーンが好き。というか照明の使い方がうまいというか、巧みと表現したい。
衣装はメアリーの最初のドレス、コート、ボンネットがとてもかわいかったし、なによりもまりさんのレースのドレス、そしてまりさん本人が美しすぎる。最初のリリーが秘密の花園でブランコにのって降りてくるシーンがあまりにも幻想的で、目を疑った。まりさん、お美しい方ですね…
許してほしい
ビジュアル面、楽曲などはとても満足。
ただ、アーチボルトが”夢の中で秘密の花園にいるリリーとメアリーが許しくれた(許してほしいといっていた)”(とてもうろ覚え)と話していた部分からこの物語に納得がいくことはなさそうだと折り合いをつけてしまった。いや、許すも許されるも、リリーはいないし、メアリーとも向き合っていないじゃないか…って。これはかなり前の児童文学に抱く感情でもないかなぁと。原作を読んでいないから納得いかないのか。それともわたしは主人公メアリーよりもアーチボルトへの感情を置きすぎてしまったからなのか。もう対象年齢をすぎてしまったのか。
あとインド式治療法も突如で混乱してしまった。1900年前半フィクション、インドに答えを求めているのか?
マシュマロキャッチ
いただいたマシュマロに答えます。あんまり明るくない。
その通りです。
送っていただいた方が刀ステからついたファンにどう思っているのかは、こちらでは計り知れませんが、わたしにとってはたまたま知ったきっかけが刀ステだったくらいの感覚ですので、別に隠す必要もないかなと思っています。推しを知る縁ともなった作品ですし、ごまかしもうまくないので。
このブログ自体も個人的に残しておきたい主観の記録なのでスタンスはずっとこのままです。
彼のキャリアの半分もまだ見守っていませんが、これからもコツコツと応援していくつもりです。
こういうものは早く答えないとずっともやもやするだけですね。まだマシュマロは待ってます!次はマタハリかLikeAの感想でも書きたいです。
マシュマロ開設 と 推しのオタク問問答
憧れがあったのでマシュマロ開設しました。
お題でもコメントでもいいので是非かまってください。マシュマロキャッチしたいです。
こっそり”舞台俳優のオタク”グループにも参加しました。お世話になります。
推しが好きな私について、みたいな記事はこちらに分けます。オタクカテゴリではなんとなく推しの名前は出さないで推しと称します。ですが、これからも基本的に観劇感想中心でやっていきます。
平気でブログを1か月ほど空けると書くのがすごく遅くなるんですよ。
もともと、文章を書くことが遅い人間なんです。そのことにすごい苦手意識があったのですよ。小学生時代、感想文書くのに最後まで残っているタイプです。あれなんだろうね?今もある?でも大学時代の恩師ともいえる方に「読みやすいよ。よく考えて書いたのが伝わってくるね」と言ってもらったことがあったのがきっかけで、ふとなんだか報われた気分になって書くことが好きになったんです。まあしかしながら好きな行為ではあるのにいちいち時間かけていたら嫌になってしまう、困る。もう少し長く、早く書くために考えないで書く記事も増やしたい。
ということでここからもうひとつの題です。長かった。
なんでもいいからブログを書こう。
というわけでこちらのお題をお借りしました。ありがとうございます。
- 推しを知ったきっかけは?
舞台刀剣乱舞がきっかけ。初演当時は若手俳優界隈は疎くて名前をみてもピンときませんでした。染谷俊之さんや鈴木拡樹さん、廣瀬大介さんは知ってた。 - 推しが気になったきっかけは?
刀ステ時のオフショ。えくぼに魅了され、末っ子ポジションだったのでいろいろな人になついてる姿が”かわいい~~~~~!!”と思ってしまった。ここから。 - 推しを推そうと決めた理由は?
そのあとのClubSLAZYAW。刀ステ→AWの流れじゃなかったらここまではまってなかった。 - 推しを聞かれて答えられる?
通じそうな人には言ってます。 - 推しの宣伝はしてる?
このブログ。でしているつもりです。いつか解析に推しの名前が載ったら万々歳。
宣伝というかツイッターとかでは推し最高と常に言っている。結果として若手俳優界隈にあんまり詳しくない友人が私の推し解釈に洗脳されている。 - 推しを大切な人へ紹介したい?
前に友人と飲んでいたときに「推し…太陽だと思う…」と真剣にいってしまった。 - 推しはどんな顔?
好き(語彙なし)
割と濃い目に分類されるのかな。横顔の頬のラインが好き。眉毛と三白眼が好き。瞳が薄茶で舞台だと照明でキラキラするところも好き。
説明してない。好きなところじゃん。 - 推しはどんな声?
いい声。心地がいい。動画の挨拶の「こんにちわ。」も最後の「バイバイっ!」もとても好き。
歌声はなんというか、中音域?音楽知識がめっぽうないのでわからないけれども楽器みたいだなぁとオタクは思います。
洗脳された友人が「伝説のポケモンの声優やってほしい」って言ってたけどまじかぁ…推しが伝説のポケモンかぁ…。せめて人間ゲストキャラがいいなぁ…。 - 推しはどんな手?
大きい!しっかりしてるけど薄くてべたーってする感じ。やっぱりピアノ弾きやすそうだね?! - 推しはどんな体型?
長い。薄い。大体脚。トリックアート。
割と体力の使いそうな舞台に出ていたもののあまり筋肉質ではないので、単純につきにくいのかな。 - 推しは表情豊か?
笑い方がバリエーション豊富。かるく微笑んでいたり、気が緩んでいると大体前歯が出ててたり、大きく口開けて笑ったり、目を細めてにんまりとしていたり。 - 推しは恥ずかしがり屋?
そうとは思わない。 - 推しは素直?
素直そう。 - 推しは秘密主義?
秘密主義、というわけじゃないけどあまり失敗談とか新しくなにか始めたこともSNSとかオープンな場では言わないでファンイベとかで言ってくる。そこが好きなんだな~~~もう~~~(惚気オタク) - 推しはおしゃべり?
割と考えながら話してくれてる。コメント動画とかは強調したいところをわかりやすくしてくれる。でも結局勢いでまとめるところもいい。 - 推しは運動神経いい?
もともと運動部だったこともありいいほうなのでは…? - 推しは人見知り?
本人曰く人見知りだそうけど、絶対世間ではそうじゃないはず。 - 推しは友達が多い?
多そう。現場に必ずいつもご飯にいくお兄ちゃんを一人は作っている。 - 推しはセンスがいい?
なんというか、男の子だな~ってセンス。 - 推しの好きなものは?
今はカメラなのかな。わりところころ変わっている印象。だけど突飛なものはないから根っこは同じみたいな…。 - 推しは写真写りがいい?
差が激しい。 - 推しは涙もろい?
ポジティブにそんなイメージがない。 - 推しは偏食?
上記の通りひとつのものを一定の間食べてるイメージはない。 - 推しはSNSやブログを活用してる?
あんまりしてないのでは…?近頃のブログは、ふと思ったことを書いてる印象。 - 推しの仕事面ではどこが好き?
常に前進前進前進。そんなイメージ。 - 推しのオフ面ではどこが好き?
プライベートなことを近頃言わなくなってきたこと。わたしはファンでありたいので心地がいい。 - 推しに手紙書いたことある?
あります。 - 推しに最初に出した手紙は?
CSLAW。誕生日が近かったので。 - 推しに1番最近出した手紙は?
次のマタハリのときに出します - 推しへの手紙のポイントは?
とはいってもあまり手紙を書いたことないので特にないです。これからはもっとまめに書きたいな。 - 推しにプレゼントしたことある?
- 推しに最初にあげたプレゼントは?
- 推しに1番最近あげたプレゼントは?
- 推しへのプレゼント選びのポイントは?
- 推しへ次にあげたいプレゼントは?
あげたことないなぁ。何をあげればいいのかわからない。 - 推しと接触したことある?
あります。 - 推しとの接触は緊張する?
緊張しすぎて一瞬なんだけど、推しと一言でも交わしたり、目を合わせたときは””””永遠””””なんだよ(ポエマーオタク) - 推しとの初接触は?
個人DVDリリイベ - 推しとの1番最近の接触は?
写真集サイン会 - 推しとの接触で心に残ってる思い出は?
どれも楽しかったけど具体的に心に残ったことが思い浮かばない。 - 推しとの次の接触でしたいことは?
とりあえず私自身がイベントに参加できるような環境にいくことが目標なので…。 - 推しの発言で心に残っているものは?
公演後のブログはどれも好きです。
あとはファンイベとか会員向けのコンテンツのコメントで俺のために頑張ってね とか 俺のあとについてきてって言うところ。 - 推しのために心がけていることは?
自身が適当な人間なのでとりあえず、人としてしなきゃいけないことは、しないとな…。 - 推しを推し始めて自身に変化はある?
美容に少し興味がでたこと。というよりは観劇中、隣に座られても不快な思いをさせない形に納めなければと常々思っている。 - 推しのことを考えるとどんな表情になる?
常に推しのこと考えてるから無の時もあれば、ビジュアル発表されればずっと頬が緩んでいる。顔が大好きなので。 - 推しのことはどんな風に好き?
好き好き好き!ってなっている部分もあるし、投資というか絶対登り詰めてくれると思っているから期待のために通う部分もある。 - 推しのこと好きだなあと思う瞬間は?
いつも。 - 推しは心の支えになる?
なっています。 - 推しは心を安定させてくれる?
なんというか、ここまではまり込むと思っていなかったのでいい意味で安定していない。 - 推しへ伝えたいことは?
ありがとう。これからもついていくよ。
ここまでありがとうございます。推しさん今日も好きだな。
1/25 13:00 ミュージカル『マタ・ハリ』 観てきました
ひたすらに翻弄されてしまった。
言いたいことも受け取ったことも多すぎていつもよりなぜかコラム調になってしまいました。
結末を含めてストーリー全般のネタバレをします。
でもこれから見る人はなにも見ないでほしい(わがまま)
1/25 13:00 @梅田芸術劇場メインホール
ラドゥー/加藤和樹 アルマン/東啓介
一部敬称略
それは幻
マタハリ(柚希礼音)
柚希さん演じるマタハリの半生に、彼女に魅了されてしまった。
1幕では同じ境遇のアルマンに対して孤独であった彼女がほどけるような、2幕では選び抜くために自分らしく生きぬくために強くある彼女の姿に圧巻されてしまった。
個人的には最初のダンスシーンの太陽のようなオレンジの衣装が好きです。開幕して最初のナンバーは『生きろ!~寺院の踊り1』。戦争の中、民衆たちが声を上げている、そこに不意にあらわれる陽炎のようなマタハリの姿はなによりも妖しくも神秘的。
ラドゥー(加藤和樹)
この人の感情はどう説明したらいいんだろう。
アルマンとマタが生んだ感情がロマンチックにまぶたに浮かぶ心地のよい夢に対して、ラドゥーがマタハリに持った感情はとても厭らしくドロドロして、幻にとり憑かれたような感じ…
アルマンに対してお前も劣情を抱いただろう?と煽る場面、そのときのラドゥーがぞくぞくする。アルマンを、その瞳に映ったマタハリを執拗に迫るような。
彼は、大佐として多くの命がその手にかかり、責任を預かる身。だからこそ、決して手の届かない自由であるマタに焦がれてしまったのか。でもそういうには少し歪みが大きすぎる…。
ところでオールバックとかきちっとした髪型が乱れるところが嫌いな女子います?いません。
アルマン(東啓介)
如実に変化が表れるのはアルマン。
戦争が終わったあとの自分が想像つかない、と話したそんな青年が恋を重て育て、二人で一緒に暮らしたいというありふれたものを一番に手にしたいという願うようになる。
「俺を連行するの?」「いいえ、あなたを誘っているの」いたずらに笑いあいながら交わすこのやりとり、映画のようでキュンキュンする…
二幕では戦闘機が墜落し立って歩くことさえままならないほどの負傷を追い、敵地にひとりとなるアルマン。いつ敵にみつかるのか、命かながらの中、マタハリ―マルガレータを思い歌い上げる姿、その瞳がなによりもきらきらとしていた。
わたしは東啓介さんを推し俳優といっており、少なからずは彼のことを追いかけているのですが、
本当に本当にこの公演で驚くくらいに成長してる。成長という言葉ではすこし物足りないくらい。
一個前にスカピン団としてコーラスをしていたけれども!
そんな子が2カ月後に自分がアンサンブルを連れて舞台の真ん中に立ってるって、メインホールでソロナンバーを歌うなんて信じられる…?まぁ本当なんですけれども…
盛り上がりがただ大きく強く!という感じではなく、ぐぐっと深く広がるような声。
キャリアの積まれたちえさん、加藤さんとは比べてしまうとやはり負けてしまうところもあるけれど、それが悪い意味でなく伸びしろがある、まだまだいいものを見せてくれる、そう感じます。
ペダステでも刀ステでも薄ミュでもテニミュでも、すこしでも彼の名前に思い入れのある方はどうか彼のアルマンをみてほしい。
アンナ(和音美桜)
憧憬 わたしはアンナが好きだ。たぶん私の応援スタンスはアンナだ。
彼女はマタハリに惹かれて彼女の衣装係になった。彼女が着飾れば、衣装を纏えば、それらに魂がやどるようだ、なんていっていた。わかる。推しの周りってきらきらしてるよね。(分厚い推しフィルター)
慈しみ アルマンと出会い争いのない平和な日常のためにラドゥーの提案に乗るマタハリ。命を狙われる、危険だとアンナは説得するがマタハリは心を閉ざしてしまう。アンナがそんなマタハリに送ったものは否定でも肯定でもなく、頬へのキス。設定では日本版のアンナはマタハリよりも年下のよう。*1憧れの人がリスクのある行動を犯す、自分の意見を聞き入れなくなった。それでも自分はあなたのそばにいると伝えるようなあの場面はアンナのマタハリに対する慈しみを感じられる。
友愛 「今日の客入りはどう?」「大入り満員ですわ」劇中何度も交わされるマタハリとアンナのステージに上がる前の決まった呪文のような会話。様々な場面で近づきすぎずそっと寄り添いあう彼女たちの距離間を絶妙に表してくれた。そして最期にマタハリの強さを、アンナのいじらしさを引き立たせるなんて。
いろいろな愛がある。アルマンが出会った世界を鮮やかに彩るような希望の愛、ラドゥーが気付いた歪んだ愛。
わたしはアンナが夢とともに寄り添い描いた、そんな愛が好きだ。
観終わった後、1幕と2幕じゃ別のものをみている感覚だった。
1幕は映画の世界。民衆たちの他愛のない日常を下にアルマンともに夢見た穏やかな朝日、人々を魅了する演じられたマタハリ。
2幕は転がり落ちるような目の前で広げられる愛してしまったから故に起こる無情な運命、時代に翻弄され様々な思惑にとらわれるマタハリ…
常に端で姿をみせている銃兵に、裏では戦争は続いていること、マタハリもアルマンもラドゥーもこの戦争に踊らされていることを思わせるようだった。
裁判のシーンから涙が止まらず、牢獄のなかでも凛とした姿の彼女に心を打たれる。最後のシーン、静寂の中の景色が彼女の走馬燈ように思えたが他の方はどのように見えたのか知りたい…。
これからも観劇の回数を重ねていくのですが、どうしても今感じたことを残したくてまとめてしまいました。
2回目書くときはうまくまとめてもっと軽くしたいです。あのマタハリがベルリンにいくときの曲ゴダ…ゴみたいで好きなので…。
*1:ちなみに先に上演した韓国版では老婦人