夜間飛行

陽だまりを追いかける

6/14 18:30「舞台 刀剣乱舞 義伝 暁の独眼竜」みてきました

やっと見ました「舞台刀剣乱舞 義伝 暁の独眼竜」!

本当に個人的なことですが、お恥ずかしながら初演再演ライビュ組で、今回初めて劇場でみれることになりました。しかも席が前列センブロ下手通路側、そう
推し東啓介さん演じる燭台切光忠のほぼゼロ位置。
正直いうとこの位置のおかげで推し定点ばかりしていたし、一度真面目にセリフをちゃんと聞き取れないほど推しをみていた。良席も悩みものですね。
なので今回の刀ステ観劇、推し俳優がとってもとってもかっこよくてキュート、立てばCLANP、歩けばパリコレ、ジャージでさえもオーダーメイドスーツ(総括)になってしまいますが感想でも書いていきます。

※ネタバレ有ります

※ほぼ感想です

 

舞台 刀剣乱舞 義伝 暁の独眼竜

会場 天王洲銀河劇場

日時 6/14 18:30

 

《ストーリーについて》
一回みたきりなので本当にうまく飲み込めてない!
特に2幕伊達政宗の見果てぬ夢による歴史改変の現場と山姥切と小夜の残る本丸が同時に進行していくためか、あっ今から本丸の続きか!みたいな切り替えが何度かあった。個人的には1つのお話を勢いのままやってほしい、暗転は少ないほうが好きなのですが、本丸の話1本でやったらだれそうだからなあ…。

主従の関係、伊達と細川の関係は本当に胸が熱くなるような素敵な物語だったし、伊達刀と歌仙の確執も和らぎ、思い悩んでいた小夜も新たなる決意を決めることができた。刀たちの成長物語もよかった~!
なのにいまいちすっきりしないところあって。
三日月が匂わせる本丸の試練とはなんなのか?
過去を変える敵と戦っているはずなのに未来に何が起こるのか?
そんな疑問が残ったまま。
というか全体に三日月の食えないイメージに拍車がかかってこの刀は何をしっているのか?何を考えてるのか?無表情が恐ろしい。
まさにパンフレットにも拡樹さんが言っていた通り「地球からみた月」。
実体をみているはずなのに、その地面では何がおっているのかわからない。照らされたところしか見ることができない。
義伝が終わっても刀ステの物語はまだ始まったばかりなんだと感じます。

 

 

《キャラクター/キャストについて》

倶利伽羅/猪野広樹さん

なんといっても目の演技がすごく上手い。
最初のシーンで他の部隊のメンツは戸惑うなか「伊達藤次郎政宗…!」と呟くのですが、その大倶利伽羅の表情がギラギラとしていたことが印象的。
あと殺陣が本当かっこいい!動き自体はとてもすばやく全身を使って荒々しいのですが、顔には表情がない。パンフレットには「戦闘マシーン」なんて表されていたけど、このギャップがまさしく…。

 

歌仙兼定/和田琢磨さん

というか歌仙さんの殺陣について書くためこの記事をここまでかいたくらい歌仙さんの殺陣が好きだ。
推しの殺陣以外は歌仙さんの殺陣を見てました。
歌仙さんのマント好きなんですけどもう風流だね…(風流じゃない感想)
特に如実に現れるのが三日月・歌仙共闘シーン。二人とも重心低め腰を落とした態勢。でもまったく違うタイプなんだな~とわかりやすい!
歌仙は両手でしっかり刀を持ち、振り切る刀さばき。一方三日月は相手の動きを読んだような素早い動きで舞うような殺陣。

 

山姥切国広/荒牧慶彦さん
やっぱり主人公のまんばちゃんはかわいい!
今回は本丸に残り、小夜に向き合うという立場でした。ので殺陣での派手な見せ場は少ないものの、前作では与えられたものに対して精一杯だった彼から小夜の悩みに向き合いぶつかって自分なりの答えをだす。

遠くを指し示して見守る三日月とは対象的ですが、そんなところも彼らしくて素敵だ。

しかもどのシーンもめちゃくちゃかわいいんだよね。割烹着と格闘する姿がキュート。

 

太鼓鐘貞宗/橋本祥平さん
燭台切光忠/東啓介さん

この二人が無限大の癒し。
ここの本丸の光忠は本当に精神が安定して大人な伊達男でかっこいいんだ…
「小夜ちゃんの笑顔がみたいな」なんていっていた光忠だけど、さだちゃんがきてくれたおかげでみっちゃん自身の楽しそうな笑顔が増えてわたしはうれしいよ?!
あと日替わり担当みたいな二人ですが観劇した回は遠足の
「黒いいがぐりしってるか~?
実はそれ、うにだぜ~♪」
「…うにだね~♪」
のやり取りがとんでもなくかわいかったです。
さだちゃんが今回新入りの刀ですが、繰り返す関ヶ原の戦という環境でメキメキと成長してそれが殺陣にも現れていることがすごい。
あと、一番最初の共闘が、本当に好きです!
あの殺陣を最初にみて(あ~!みっちゃんさだちゃん二人が揃った~!)って思いました。
もうひとつ小夜と貞ちゃん短刀コンビの殺陣シーン。ふたりとも全身をつかって迫力があったのでもっとみたかった…

 

伊達政宗/富田翔さん
片倉景綱/高松潤さん
本当この物語でめちゃくちゃ心引かれた。翔さん演じる伊達政宗がかっこよくてよかった…!圧倒的に華がある人だな~。

特に最後のシーンでは老成の伊達政宗の演技と小十郎の「ありがとうございます」にこもった思いの深さがじんときました。

 

 という感じの刀ステ初観劇です。さすがに乱戦シーンは圧倒されました…!

 こんなにも話を飲み込めてなくてでももっとじっくりコトコト煮詰めたい!と思うことは久しぶりなので早くライビュもDVDもきてほしい。

『ミュージカル 薄桜鬼 原田左之助篇』 観てきました

『ミュージカル 薄桜鬼 原田左之助篇』
4月26日 14:00~ @AiiA 2.5theater tokyo

薄ミュ東京公演のプレビュー公演を観てきました。
今回薄ミュ初観劇です。原作未プレイ、映像配信で沖田、土方篇、黎明禄、奇譚を見ています。
いわゆるマスコミ向けのゲネプロに客も呼び込んだ形です。なのであきらかに若手俳優っぽい方も集団でいたし、公演中にシャッターをきる音が聞こえるのも新鮮でした。

 

以下感想です。普通にネタバレあります

 

1幕目は客席通路からいきなりでてきます。びっくりしました。でっかい。2幕目からの全体のテンポは休みなく続いていきます。
一度はひとつの誠の旗に誓いを立てた仲間たちが、2幕からは自身が信じ選んだ道のため別々の場所で変化と激動の時代を生き抜くそれぞれの姿が垣間見える。
最期のシーンでは他の隊士たちは戦装束をきて、刀をもって戦う姿のあと、奥から着流しをきた原田と千鶴が子どもを抱えて出てきて、2人が描いていた夢のような所帯をもった姿で穏やかに終わるんですよ。
わたしは映像でみた奇譚の最後の土方と風間のシーンがとても好きなので、桜が散る演出がないの少しさみしいな、とは思ったのですが、羅刹の力を手にして武士として短い命を咲き誇るよりも、人として生き己の夢の道を突き進んだ原田らしいストーリー、演出だなと思います。

個人的に好きなシーンは1幕の山南さん(輝馬さん)のオンステージと2幕冒頭の原田の夢のシーンと風間(佐々木喜英さん)と山南、平助(木津つばささん)のシーン。本人の嗜好がにじみでていますが、山南が平助に抱えられるシーン、刀が落ちた位置が見事でこれ劇中ブロマイドでほしいなと思えるくらいです。

 

キャストについてなのですが、ともかく千鶴ちゃん(礒部花凛さん)の歌声が本当にすごかった。
男ばかりなのに歌で声が埋もれない。千鶴の声がちゃんときこえてくる。芯のある強い歌声。
自ら刀を振るうところもあって強い女性なのだろうけど、何度も何度も相手を思い不安になってしまう脆いところもあって見守りたくなってしまう…。原田との身長差もとてもかわいい。ベットシーンもキスシーンもなんだか少女漫画のような構図がもうときめく。かわいい。それ以上に斎藤一役の納谷健さんとほぼ同身長なので二人が並んでいるととてもかわいい。

原田(東啓介さん)、高身長に長物が映える…。洋装になると脚の細さと長さが際立つ。槍を振り回す豪快な動きのなかに、ちょっと優雅さがにじみ出てて好きです。背中を見せ続け千鶴を守りぬく、そんな姿勢が二人が背中合わせになるところで出ていたなと感じます。
不知火(柏木佑介さん)との殺陣はすごく見応えがありました。インタビューでは息が合いすぎる、みたいなことをお二人が仰っていたのですが、スピード感もあり柏木さんのアクロバットな動きに東さんの槍がぴったりあって爽快感がありました。

2幕になって急に好きになってしまったのは福山翔大さん演じる永倉新八
原田をめぐる三角関係…。最後のヤイサでは原田との言葉を胸にひとりで人として戦う姿が苦しくも眩しかったです。

初観劇ながらも池田屋御用改めの場面だったり、ヤイサの通常の原田パートの使い方だったりと前に映像で見たあの歌だ…!と思うところがいくつもあり、ファンにとっては嬉しい仕掛けなんじゃないかなぁと初心者ながらに思っていました。あとヤイサはなぜあんなに心が揺さぶられる曲なのでしょう。ヤイサヤイサヤイサヤイサ!!

それと本当に感想と関係ないのですが、薄ミュって乙女ゲー原作の舞台ミュージカルの中ではすごく丁寧でファンにありがたい構造だなって思います。個人ルート公演を1周やりとげて、しかも内容もイケメン回転ずしじゃなくってきちんとルート主人公を中心とした1本のお話になっているのが、乙女ゲー好きとしてありがたい。羨ましい。


先日発表されたミュージカルコードリアライズことコドミュが楽しみなのですが、それ以上にイケメン回転ずしじゃないよな…?と不安の募る日々です。コドミュ、衣装とセットはがんばってほしいな!チケットとります!

お久しぶりです

お久しぶりです。
ここのところまったく観劇の予定もなく、書こうとおもったLALALANDの感想は結局まとまらず、のんびりと最後のモラトリアムを過ごしています。

推しについては写真集の発売おめでとうございますということで、電子版と書籍も購入、サイン会に赴き(えっ推しくん…かわいすぎ?!)という感情が生まれています。
前はかっこいいのほうが大きかったのですが、今はどうにもかわいいという感情しかわかない。かっこいいはかっこよくなければその部分を冷静にみれると思うのですが、かわいいに支配されてはダメな部分すらもそんな推しくんがかわいい!と片づけてしまう恐れがあるのでこわいです。なんとかして脱したいです。でも推しのことは大好きなのでもっと会いたいです。
推しを推してもう少しで1年です。正直観に行きたいから観劇回数も重ね、数回でも接触イベントにもいってしまいだんだん会いたい、伝えたいへシフトしていっているような気がしてこれもこわい。厄介なオタクにならないよう、自分を大切にゆるくやっていいたいです。

 

それと春コミに行きました。
実は同人イベントに行ったのは8年ぶりだったんですよね。久々に即売会をみることができました。というかどこもレベル高すぎない…?
わたしの記憶にある即売会はラミカとか便箋とかお手軽な感じだったのですが、今は大判ポスターに装丁も丁寧なものや分厚い本も多くてびっくりしました。
同時に終了後にぎわっていた学級会の話題もあるのですが、会場にいる最中人にぶつかりそうになる回数が多くてすこし危なかったです。私自身、欲しいものがあって必死になっていたことがあったので、周りをみれてなかったなぁと。8万人かぁ。
それと渦中の方のファンでしたので、ちょっと悲しい。続きが読みたいです。

いつも以上にまとまらない内容でしたが、記録として置いておきます。ここで終わり。

元気です と 読書録

元気です。前回、あのタイトルのせいかPVがレポよりも倍近くでPVが伸びて怯えています。作品よりもどう推すかっていうほうが普遍的ですもんね!
あれから舞台俳優用のツイッターを消したらだいぶ楽になりました!同担がだめだったのか、ひとつの話題をしなければならないのがだめだったのか、アカウント切り替えがめんどくさかったのかわかりません。推しはまだ推してますが、3月にとっていた舞台千秋楽は予定と被ってしまいそうなのでお譲りに、4月の主演舞台も休日がどうなるかわからずチケットが取れない状態です。泣きたい。真中に立って拍手を浴びるキラキラした推しをみたい。
最近は楽しくほどほどに推しのことを考え漫画と本を読みソシャゲをしています。FGOに力をいれつつ、A3!を始めました。メインストーリー夏組序盤、暫定推しは月岡紬くんです。バレンタインイベントはいい文化だと思います。

ここ最近は以前よりも本を読むようになったな、と思っています。とはいっても月に2冊読了できればいいほうですが。中学時代はラノベばかりでも300ページぐらいなら4時間ぶっ通しで読み終わらせてたのですけどね・・・。ライフスタイルの変化か集中力がなくなっただけなのか・・・。そのかわりいろいろなジャンルに手を出せています。外国文学からミステリ、SFまで。近頃は新書が好きです。

というわけで近頃読んだ本について覚書。

 

  • ドキュメント宇宙飛行士選抜試験

     

    ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験 (光文社新書)

    ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験 (光文社新書)

     

     昨年読んだ中で一番心に残りました。
    パイロットに自衛隊、起業家など多種多様な分野から、それでも宇宙飛行士への夢をあきらめない人達が集まる選抜試験。最終候補に選ばれた10人に課せられた2週間24時間すべてが試験期間ともいえる選抜試験を候補者のプライベートな側面にも触れながら進むドキュメント。
    現在活躍されている宇宙飛行士である油井亀美也さんらが実際にうけた試験の様子です。生活すべてを逐一見られている環境もですが、宇宙という環境も宇宙飛行士という仕事のリスクも恐ろしい・・・。
    というかどの人も社会では一流と呼ばれるようなキャリアで、人として出来すぎている・・・わたしもがんばって夢をあきらめない大人になりたいです。
    ドキュメントなので新書は苦手だな、と思う方でもすごく読みやすい。それくらい先が気になると内容でした。

  • ジャニーズと日本

     

    ジャニーズと日本 (講談社現代新書)

    ジャニーズと日本 (講談社現代新書)

     

     若手俳優とジャニーズって似ているようでまったく違うと思う存在です。それでも両方推しているとか元ジャニオタで俳優推してますとか若手俳優カテゴリの方って多い印象。
    ジャニーズのアメリカからみたジャパニズムって視点が目からうろこでした。それと最初のバックダンサーから前線を張るパフォーマーになるまでとか、音楽的な観点や時勢からみていたり、舞台との親和性だったりいろいろおもしろかったです。
    別の先輩グループを後輩グループが歌う文化ってめちゃくちゃ胸が熱いですね、いいですね。

  • 屍者の帝国

     

    屍者の帝国 (河出文庫)

    屍者の帝国 (河出文庫)

     

    正直、屍者の技術は難しいな、と思った部分が多いし、読むのに時間がめちゃくちゃかかった。というかあまりページが進まずに少し進めては放置、また読んで放置を繰り返して1年くらいかかりました。
    ですが、エピローグと作者の背景を合わせて考えるだけで読んだかいがあったと思えるので時間はかかったものの読了できてよかった作品です。 
    映画版がこの間テレビで放送していましたね。私はHDの中で眠っています。
    小説と映画では結構設定も違くなっているようですので楽しみ。

  •  アルジャーノンに花束を

     

    アルジャーノン、チャーリイ、そして私 (ダニエル・キイス文庫)

    アルジャーノン、チャーリイ、そして私 (ダニエル・キイス文庫)

     

     矢田さんが主演で舞台をするということと好きな同人作家さんがダニエル・キイス好きなそうで手に取ってみました。

    なんだろうこの感じ・・・?とりあえずわたしはチャーリィではないような、これからそうだと感じるのか・・・?
    人工知能とかiPS技術とか詳しくは知らないのですが、技術によって人の不完全を完全と言える状態へ近づけるようになる将来なんて目と鼻の先になりましたね。だからこそ、この作品に出会えて改めて自分自身の意識のありどころ、自我を考えるべきなのでは、思えました。

    余談ですが、dアニメストアでママ僕1が配信されていたので見ました。矢田さんのリクくんかわいいですね。幼児性というか未成熟な役どころが大変上手い。舞台はどう表現するのでしょうか。

 

たぶん1年間でよんで印象に残ったもののみあげました。
今は谷崎潤一郎の『痴人の愛』を読んでいたもののあまりにも合わない…と思ったので別の本に移行中。今年はもっと読書量を増やしたい。