夜間飛行

陽だまりを追いかける

LV 舞台「刀剣乱舞」 虚伝 燃ゆる本能寺 観てきました

すこし遅くなりました、先日観に行ったライブビューイング、舞台「刀剣乱舞」再演。

昨年の12月から長いようであっという間の公演期間。やはり人気作だからか俳優さんたちのSNSも活発で毎日の供給に落ち着く暇もありませんでした。

内容についての感想は初演も観ていたので、書きません。再演になって印象に残った点についてだけ。 

 

公演当初から話題に上がっていた左右反転した立ち位置、変更された蘭丸の不穏な台詞(不動や椿の花)や血糊の演出等…再演といっても単なるリプレイに終わらせず、世界観をさらに広げいているところがすごい。

役者さんたちの演技も戻ってこられてそれぞれの技量があがってせいか見応えがありました!

殺陣は刀だけではなく足技も増えたり、前回よりも動きが増えた中で小夜(納谷健さん)が印象的でした。元々身体能力は高い方だなと思っていたのですが、再演ではともかく振りが早い。目が追いつかない。短刀で身体全身をつかって動いているけど、下半身がしっかりしているおかげでしょうか、あまりブレもなく、すばしっこくでも一振り一振り殴りつけるように重い、まさに短刀小夜ちゃん。

演技では、長谷部(和田雅成さん)。初演では全体的に仲間に対しても冷たい業務的な雰囲気があったのですが、再演では声音も優しくなっていたのも印象的。あの本丸のなかで仲間とともに過ごした時間や絆を感じられる暖かさ。なによりも不動が明智に刀を向けるシーン。LVではちょうど長谷部が抜かれていて、その表情が焼きついています。あのシーン信長を殺そうと企てた明智に刀を向けているわけのなのですが、不動が刀をふり下ろそうとするたびに長谷部が苦しい顔をして止めようとしているところが、本当に本当に脳裏から離れない。長谷部自身は信長を憎む/無関心を装うようなセリフをいっているのですが、それは本心ではないではないのか?長谷部彼にとっての本当の信長とはなんだったのだろうか?和田さんの長谷部をもっとしりたいと思える演技でした。

 

新作の方もPVが発表されましたね。伊達と細川!新しく加わる大倶利伽羅、太鼓鐘貞宗、歌仙兼定!以前鈴木拡樹さんが伊達の物語もやってみたいとおっしゃっていたことが本当になるなんて!元々のキャラクターたちの演者さんは全員続投ということで大変うれしい。6,7月が今から楽しみ。また大好きな作品に心躍らせる日々があるのがうれしいです。

 

初演も含め61公演、本当におつかれさまです。ありがとうございました!ここでいったん織田刀たち、粟田口兄弟とはお別れですが、あの本丸にはいつもいる、またいつか戻ってきてくれる日を楽しみにしています。